2019年2月19日から2日間、デジタル革命をテーマとしたイベン?#21462;?#26481;京デジタルイノベーション 2019」(主催:日経BP社)が都内で開催された。20日のセミナーでは、かんぽ生命保険のデジタルサービス推進部部長、今泉道紀氏が登壇。同社のデジタル化への取り組みについて講演した。

かんぽ生命保険 デジタルサービス推進部 部長 今泉道紀氏
(撮影:新関 雅士)
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 かんぽ生命保険は日本郵政グループの1社。国営企業をルーツに持ち、2007年に民営化した。郵便局を窓口に、簡易な手続きの保険商品を提供している。近年の顧客の変化に対応?#24037;毪郡帷ⅴ釬弗駿?#21270;が必要として2018年4月に創設したのが今泉氏が部長を務めるデジタルサービス推進部だ。全社の横断的な改革を担当?#24037;?#37096;署となる。

 今泉氏はデジタル化の要点として「顧客とのデジタル接点の拡大」「デジタル技術を活用した業務改革」「デジタル化に対応?#24037;毪郡幛?#32068;織づくり?#24037;勝嗓?#25369;げた。

 顧客との接点に関?#24037;?#21462;り組みは、Webサイトやアプリの提供を?#34892;膜?#34892;っている。これまで保険の手続きは郵便局の窓口で行っていたが、オンラインでも手続きができる「マイページ?#24037;?#38283;設、健康促進アプリの提供などにより顧客への情報提供ができるよう目指しているという。

 業務改善にはAIも活用している。AIはIBMの「Watson?#24037;?#23566;入し、保険金支払いの審査業務に利用している。審査は最も習熟が必要な業務で、担当者への負担が大きい。AIが医師の診断書を読み取り、判定と共に類似の事例を表示?#24037;毪長趣?#27604;較的経験の浅い担当者でも正しくスムーズに判断できるという。

 窓口の事務では、「保険手続きサポートシステム?#24037;?#32057;介した。従来の帳票は記入枠が大量にあり、手間がかかっていた。そこで顧客の情報をある程度記入した状態で印刷して渡せるように変更したことで、顧客の手間だけでなく従業員の負担も減らせたとしている。今泉氏は「技術を導入?#24037;毪長趣ⅳ轆扦悉勝?#26989;務フローを見直し、どこに導入?#24037;毪韋いい瀝螭?#26908;討?#24037;毪長趣?#37325;要?#24037;日Zった。

 今後は、Webサイトの運営などデジタル化のコア領域は新しく人材を確保して内製化し、新しいことではスタートアップ企業を含めた他社との協業ができるような組織作りを進めていくという。デジタル化を通じて、「いつでもそばにいる。どこにいても支える。?#24037;伽皮?#20154;生を、守り続けたい?#24037;趣い?#21516;社の経営理念を実現していく、として講演を締めくくった。